コラム

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新菱冷熱工業株式会社

私にとって旅とは、
「土地の時間や空気に浸ること」です。

新菱冷熱工業株式会社 執行役員 首都圏事業部副事業部長

稲辺一人さん

Photo: Sadato Ishizuka

空の玄関口として春夏秋冬、365日、休み無く動き続ける羽田空港。日々、多くの人びとが行き交うこの巨大な空間を、つねに心地よい状態に維持するためには、高度な技術やノウハウの蓄積が必要とされる。新菱冷熱工業は、そんな羽田空港に〝さわやかさ〟を届けている企業だ。空港以外にも、オフィスビル、工場、病院、データセンターなど多様な設備を最適・快適にするための提案から設計・施工、保守・メンテナンスまで、設備のライフサイクルをワンストップで担っている。

羽田空港を影で支える同社で、旅行好きとして知られているのが、稲辺一人さん。稲辺さんの旅をする際のモットーは、「体がまだ元気なうちは遠い場所に行き、だんだん近くの場所にシフトしていく」というものだ。「この言葉を取引先の社長から聞いて以来、毎年、夏休みには妻とふたりで海外旅行をしています」。6年間で訪れたのは、スペイン、イタリア、オーストリア、フランス、スイス、クロアチア。「昨年旅したクロアチアは、街並が素晴らしく、ゆったりと町の空気を感じる時間を楽しみました。晴天に恵まれたスイスで、美しい自然を満喫した旅も忘れがたい想い出ですね」。いつか、海外から日本国内へと旅先を変えたとき、稲辺さんは日本全国のさまざまな祭りを中心に旅することを考えているという。

「昨年、秋田の男鹿半島にある『なまはげ館』を訪れたのですが、そのときに見たなまはげの実演の迫力が忘れられないんです。沖縄のエイサーや、青森のねぶた祭りといった、日本の魅力的な祭りとの出会いを、今から楽しみにしています」。

新菱冷熱工業株式会社が選んだ 旅する日本語

「遣らずの雨」やらずのあめく

彼を空港まで見送りに行く途中、
大雨が降り出した。
車のワイパーが、
彼に「バイバイ」と
言っているように見える。
遠距離恋愛している彼との、
いちばん辛い時間。
この雨がもっと激しくなって、
さらに雪に変わればいいのに……
私はいけないことを
神様にお祈りしてしまった。

【や・らずの・あめ】帰ろうとする人をひきとめるかのように降ってくる雨

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