旅する日本語展2018
コカ・コーラ レッドスパークス副将の桑水流裕策さん
旅する日本語展2018

連動インタビュー企画

私の旅する日本語

私を変えた旅は「人生の指針となる
言葉との出会いでした」

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
CSV推進部 カンパニースポーツ推進一課
コカ・コーラレッドスパークス副将 
桑水流 裕策

「コカ・コーラは200以上の国と地域でビジネスをしているので、海外に行った時、偶然『コカ・コーラ』のトラックや、ユニフォームを着た仲間を見かけることがよくありますが、みんな製品を手にイキイキと仕事をしているんですよね。そんなことがわかるのも、旅のよさですね」。所属するのは、国内でコカ・コーラ社製品の約9割の販売を担う、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社。カンパニースポーツでもあるラグビーを通じて、多くの人々へ感動を届けるとともに青少年の育成などの地域に密着した活動を行っている桑水流裕策さんはそう語る。上背の大きさを感じさせないやわらかな表情の桑水流さんは、ほかにも重要な使命を担っている。

桑水流さんは福岡を拠点にするラグビーのトップリーグ所属チーム、コカ・コーラレッドスパークスの副将、2016年には7人制ラグビーの日本代表主将としてリオデジャネイロオリンピックで4位入賞を果たしたラグビーの有力選手、「ミスターセブンズ」と呼ばれる人物なのだ。

試合中の桑水流さん

鹿児島市に生まれた桑水流さんがラグビーを始めたのは高校生になってから。中学生まではサッカー少年だったが、中3で185センチという恵まれた身体に、サッカー部顧問がラグビーへの転向を薦めたのがきっかけだという。「最初に楕円形のボールを触った時、その新しい感覚にかつてない楽しさを覚えました。手を使えるし、コンタクトスポーツだということも新鮮で、すぐに夢中になりました」。大学でもラグビーを続けていた桑水流さんが選手としての頭角を現し始めたのが大学2年生の時で、桑水流さんの旅の始まりの年でもあった。「この年(2005年)、初めて7人制の日本代表に選ばれ、スリランカで開催された大会に遠征しました。これが初の海外旅行・海外遠征で、飛行機にも初めて乗ったので、とてもワクワクしました。試合でも初の優勝という栄冠を手にすることができました」。

初の海外遠征は、衝撃の連続だった。内戦が終わったばかりのスリランカの空港には機関銃を装備した警備隊がいたし、ホテルへ向かうバスも警察による誘導が行われた。しかし、こうした怖さを伴うものとは反対に、夜中の到着にもかかわらず、ホテルのスタッフは歓迎のレイを首にかけてくれ、あたたかい紅茶をふるまってくれた。国の情勢が危険な中、そうしたホスピタリティがあることに、つよく心を打たれたそうだ。

旅のエピソードを語る桑水流さん

桑水流さんは遠征で世界中を飛び回るが、国内旅行も好きだという。事前に予習をして出かけ、その地に暮らした人の生き様などに思いを馳せることで、ロマンを感じるそうだ。 また、神社、仏閣めぐりは試合にも生かされるという。「京都での試合当日の朝、伏見稲荷大社に散歩を兼ねてお参りしました。試合当日なので当然緊張していますが、神社という静謐な空間にいると、静寂が訪れて頭を切り替えさせてくれます。そして、まっさらな気持ちで試合に臨むことができるのです」。

大学4年生の時、一つの転機があった。進路に迷っていた桑水流さんは、在学していた福岡大学の広報誌『七隈の杜』にあった「一冊の哲学書よりも一滴の香水」という当時の学長の言葉を飛行機の中で読み、扉が開いたそうだ。「岐路に立たされたときは、周りの意見に流されたりせず、自分の気持ちを大切にしなさい」と言っているのだと理解し、「強いチームに入るよりも、日本一を目指す活気に溢れたチームで、みんなで一緒に夢を追いかける」と決め、トップリーグに上がったばかりのコカ・コーラレッドスパークスに入団。

同僚とコカ・コーラを飲む桑水流さん

今は、リオデジャネイロオリンピック直前にオーストラリアで合宿を行なった時に出会った “BUT DID YOU DIE?” がお気に入りの言葉だ。つらい練習で渇いたのどを潤してくれる自社製品はありがたく、新発売の「ザ・タンサン・ストロング」の喉越しがお気に入り。飲みながら言葉を思い出し「『一生懸命やったと胸を張っていえるのか? もっとできるんじゃないのか?』と考え、取り組む姿勢を改めさせてくれる言葉です」。

「世界中でいろいろな人々に出会い見聞することで価値観が変わり、視野が広がることが旅のよさですね」という桑水流さんの旅はほとんどが遠征に伴うもので、そこで印象に残る言葉と出会うことが多いようだ。それは異文化を知ることでもある。遠征には必ず本を持参し、本で読んだ場所を訪れることも忘れない。今後の自分の使命は「初心者にもわかりやすく7人制ラグビーを広めること」という桑水流さんの旅=遠征はまだまだ続く。そして、またどこかで新しい自分になるための言葉に出会うだろう。

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