旅する日本語展2019
旅する日本語展2019

連動インタビュー企画

わたしの旅する日本語

「一期一会で辿り着いた、北海道知床のカムイワッカ湯の滝」です。

株式会社関電工
株式会社関電工 営業統轄本部 営業第二部長
山中 聡

2019年12月25日

カバンひとつで見知らぬ土地に飛び込み、目的地は決めず気の赴くままに。
人との出会いを繰り返し、辿り着いた場所で思いがけない素晴らしい風景を目の当たりにする。偶然のような出会いが、将来の自分にとって必然となる旅がある。株式会社 関電工で27年間、営業として第一線で活躍する山中 聡(やまなか・さとし)さんは、学生時代にまさにバックパックを担ぎ、地図1枚を持ちオートバイで北海道一周の旅に出た。
当時の体験が大きな指針となり、今の山中さんを支えているという。
思い出の日本風景と、旅のもつ『力』を語った。

旅のエピソードを語る山中さん

関電工は1944年の創立から70年以上、電気工事に携わる歴史をもち、現在は建築設備、空調管工設備、プラント設備を始め情報通信設備、電力設備の分野において、独自の技術とノウハウ、工法を駆使し、企画から設計、施工、メンテナンス及びその後のリニューアルまで、一貫した総合エンジニアリング事業を展開している。今回お話を伺った山中さんは、その多岐にわたる業務内容において、エンドユーザーや設計事務所との営業開発職を担当している。

そんな山中さんの心に残る日本風景は、北海道知床半島、斜里郡斜里町のカムイワッカ川にかかる滝「カムイワッカ湯の滝」だ。滝自体が温泉になっており、観光者は自身の足でその滝を登っていかねばならない、いわゆる”秘境”と呼ばれる名所である。本来であれば事前に綿密な調査の上で赴くこの場所に、辿り着いたのは「人づて」だったというから驚きだ。
「大学生の時にオートバイで北海道を一周しました。今と違ってすぐスマホで情報を得られる時代ではなかったので、北海道の地図を一枚、宿も決めずにテントと寝袋だけ持って行きました。」当時、このようなスタイルで旅をする人たちは『ミツバチ族』と呼ばれ、夏(7〜8月)にバイクで北海道に渡り、ツーリングをする人たちのことを指した。
「毎日いろんな方と出会う中で情報交換をしながら行き先を決め、各々がその場で計画を立てる。そんな手作りの旅をしていました。」そのやりとりの中で知床の秘境に向かうことになった山中さんは、滑落や熊出没の危険を乗り越え、苦労して見たその滝の眺めが忘れられないと語る。

一見若者の無謀な旅のようにも感じるが、当時を振り返り、旅で得た経験は今の仕事にも役立っているという。「営業の仕事ですので、いろんな方との情報交換の上に戦略を立て、どう動いたらいいのかを考える思考が似ているんですよね。それによって自分の行動が変わったり、間違っていないことを確信してこのまま突き進もうと思ったり。そのような考え方が、今も味方になってくれています。」旅先での一つひとつの出会いを大切にする。それ以降、『一期一会』という言葉は山中さんの大きな指針となった。
「仕事でもプライベートでも、一緒に”非日常”を体験することで絆を深めることができる。これは大きいと思うんですよね。」仕事で訪れる視察研修から家族旅行まで、旅のもつ”非日常”という力を感じるという。

そんな当時の旅で得た経験が大きな影響を今も与えていることを実感するエピソードがあった。「就職活動で関電工を希望する学生にはとにかく旅行をすることを強く勧めています。」自由な時間があるうちに、とにかく旅行に行き経験を積むこと。その貴重な体験を重宝するからこそのアドバイスだ。「日常の生活って、いいことも悪いことも半分ずつくらいあるじゃないですか。そういう日常からリフレッシュするために”非日常”を求めたり、また戻ってきたときにやはり日常が大事だなと思えるのは、旅を経験するからだと思います。」

今は旅の仕方に変化を見せているそう。「学生の頃と違って今は休みが限られているので、充実した経験をするためにいかに旅先で動くか、綿密に計画を立てています。もともとそういう細かいタイプではあったんですけどね。」家族旅行で行った沖縄県恩納村の海に沈む夕日。普段なかなか家族との時間を持てない中、家族揃って見られたこの夕日が最近の一番思い出深い景色だという。学生時代から現在まで、旅の力を心から実感するからこそ、日々の生活の中から捻出する時間やお金の貴重さを山中さんは仕事へ取り組む熱量にも充てている。

「昨今の台風や地震などの天災による停電が、多くの場所で甚大な被害を与えています。関電工は羽田空港の電気工事に携わっています。いろんな方の出発の場所であり、また帰ってくる場所でもあるこの大事な場所を、電気の力で守り続けることが我々の役目だと思っています。停電になって初めて電気の大事さに気づかされることも多いですが、我々は常に”当たり前に電気が使える状態”を保ち、空港の機能をしっかり活かしていくことが使命です。
みなさんが一生懸命につくり出した時間やお金をつかう、旅行というこの大事なイベントを守るため、これからも仕事に邁進していきたいと思います。」

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