日本コカ・コーラ株式会社
日本コカ・コーラ株式会社 オリンピック 東京2020年 オリンピック ゼネラルマネジャー
髙橋オリバー(たかはし おりばー)さん
2018.2.1

私にとって旅とは、「まだ見たこと
のない世界との巡りあい」です
のない世界との巡りあい」です
東京2020オリンピックのワールドワイドオリンピックパートナー、コカ・コーラ社で東京2020オリンピック専門部署のGMを務める髙橋オリバーさん(日本コカ・コーラ株式会社)にとっての旅とは?
コカ・コーラとオリンピックの関係は深い。1928年のアムステルダム大会以来、ワールドワイドオリンピックパートナーを務めてきた同社。これは企業として最長の歴史を誇るパートナーだという。来るべき2020年の東京オリンピックでも日本コカ・コーラ内に「オリンピック東京2020年」という専門部署が作られている。そのゼネラルマネジャーとしてアメリカのコカ・コーラ本社が抜擢したのが、スポーツビジネスの世界で著名な髙橋オリバーさんだ。東京で開催されるオリンピックだが、日本全体が熱狂できるようなプロモーションをコカ・コーラ社として展開することがミッション。期待されるのは、コカ・コーラ社だからこそできるプロモーションだという。
実は、日本のコカ・コーラ社は他国では見られない大きな特長を持っている。商品構成が世界的に見て非常に多様でユニークなのだ。お茶(綾鷹)やコーヒー(ジョージア)、スポーツ飲料(アクエリアス)と言った非炭酸飲料のラインナップが豊富であり、且つその販売比率も高い。だからこそ、これまでのオリンピックではできなかったような非炭酸飲料を絡めた幅広いプロモーションが展開できるのだという。
「東京2020オリンピックの何十年後になっても、コカ・コーラ製品を味わう度に、東京2020オリンピックで繰り広げられる世界中のアスリート達のパフォーマンスによる感動を、想い出してもらえるものにしたいです」。オリバーさんはそのために日夜日本全国を飛び回っている。当然羽田空港はよく利用するそうだ。空港に来るとワクワクする、と語る。
「私は飛行機が好きで、それこそ子供の頃はパイロットになりたかったんです」

そのパイロットという夢のカタチが変わった瞬間がある。それがオリンピックだというところにオリバーさんとオリンピックとの結びつきの深さを感じる。
「大学時代オーストラリアに留学していたのですが、その時に2000年のシドニーオリンピックの誘致活動に参加させてもらいました。スポーツメーカーのコンベンションや受付で書類を配ったり、雑用をさせてもらったに過ぎないのですが」
その時にオリバーさんが目にしたのは、スポーツを見て熱狂し涙する人々の姿。
「あの時にプレイヤーとしてではなくスポーツビジネスの世界に参加する楽しさを知りました」
スポーツで人が感動する瞬間に携わりたい、その想いを胸にReebokやNike、FIFAと華々しい舞台を渡り歩き、いつしかスポーツマーケティングの達人と評されるようになったオリバーさん。気づけば家に300日以上帰らない年もあったほど世界中を飛び回ってきたという。そんなオリバーさんが世界中を巡りながら密かな楽しみとしているのが、旅先で夜明け頃にする散歩だ。その時間は、携帯は持ち歩かない。写真も撮らない。時間を気にせず、思いのままにその土地の空気を味わい、大地を一歩ずつ丁寧に踏みしめて歩くことが、大切な習慣だそうだ。
「忘れられないのがバンクーバー2010オリンピックの時に見た朝焼けです。夜空が白んで、やがてひとすじの陽光が射していきました。ゆっくりと輝きに包まれた入り江と街並みが眼下に広がっていく様を見た時の感動が今も心に残っています」
旅の醍醐味はそうしたまだ見たことのない世界との巡りあい、と強調する。
「私にとって未知の世界や風景を見ることが、生きていてよかったなと心から実感できる瞬間なんです。都会にいると時間に追われて、なかなかそういったことを楽しむ余裕はありません。それが出張や旅にでると若干朝がゆっくりだったりして、その瞬間を楽しもうという心の余裕が生まれます」
そうした非日常のなかで巡り会う感動を通して自分を再発見できるのだ。そして、それが明日への活力に繋がるのだという。その瞬間を楽しみに、オリバーさんは今日も世界を飛び回っている。
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