旅する日本語展2019
旅する日本語展2019

連動インタビュー企画

わたしの旅する日本語

私が旅先で出会った思い出の日本風景は、
「重ねる旅路に望む“まだ見ぬ風景”」です

大成建設株式会社
建築営業本部 理事副本部長 鎌田 優

2019年5月29日

仕事で全国出張をする機会が多い方も少なくないだろう。
昭和の時代から大成建設株式会社に勤め、平成〜令和と元号を3つ重ねた現在、建築営業本部 理事副本部長を務める鎌田優(かまた・まさる)さんもそのひとりだ。
平成4年より現部署でキャリアを積み、現在では、羽田を含む全国の航空関連、また東京都を含む地方自治体、国土交通省・法務省など中央官庁の営業活動に従事する中で、自らの足で幾度となく全国へ赴いてきた。
プライベートでも「旅が好き」という鎌田さんから、ご家族との思い出と、旅情をかきたてるエピソードを語っていただいた。 そこには仕事で見せる表情とは少し異なる一面を覗かせた。

1年のうちに3回ある大型連休、「正月・ゴールデンウィーク・お盆休み」は、1週間くらいご家族と旅に出るほどの旅行好き。直近でいうと国内は北海道、国外でいうとパリまで足を伸ばし、3回ある連休のうちに1回は海外旅行に行く。そんな旅のスタイルが最近に始まった話ではないというからかなりの旅行通のご家族だ。旅の目的は食べるもの優先。プラス美味しいお酒を嗜むという楽しみ方は一般的ではあるが、出張の多い鎌田さんの仕事と旅行の関係は実に近い。
大きな予算が動く仕事内容は、決して楽なものではない。プロジェクトになる前に、どのような場所なのか現地を見る為に旅行先を兼ねることもあれば、出張の後、現地でこんな美味しいものを食べたという会話に花が咲き、「行ってみたい」の家族の一言で次の家族旅行の候補にもなる。

「国内で最近訪れた場所は北海道です。札幌と小樽、イカやジンギスカンが美味しいということで行ってきました。お酒も好きなので余市まで足を延ばして行ってみたり。余市までの列車からみる海は印象に残っています。少し前になりますが、釧路から根室へ、納沙布岬(のさっぷみさき)、歯舞群島を見たくて行ったこともあります。そこではなんと言っても花咲蟹ですね。」いい風景であれば写真をとり、地元ならではの食事も探せばどこでも食べれる時代。それを実際に足を運んで見る・味わうことで、本では知り得ないことも肌感を持って人にお薦めすることができると言う。

旅のエピソードを語る鎌田さん

旅行通の鎌田さんが教える旅の秘訣がある。「青森に行った時です。レンタカーで八戸から入って十和田湖を見ました。そして白神山地を少し歩き、八甲田山にロープウェイで登りハイキング。景色を眺めながらのんびりできるのがいいですよね。八甲田山からは写真でしか見たことがなかった青森湾、青森市内を望むことができました。だいたい私の旅行というのは、できれば同じホテルに泊まって、青森なら青森である程度集中して回ります。」名所の数をこなす、というよりは、じっくり滞在してその場を楽しみ、奥様と他愛のない会話を交わす。「会話と言っても子供の話題がほとんどですけどね。普段なかなか早く家に帰れないけれど、旅行の時はゆっくり話が出来ますね。」家族円満の秘訣が垣間見えた。プランを決め切らないことも鎌田さんの旅のポイントだ。「なんでこんなところに?というお店や景色に出会うこともあります。」その場で心が動く方へ。それはまるで小さな冒険のようだ。

鎌田さんが青森のお薦めを話してくれた。それは意外にもトラブルから発生したものだった。「青森の浅虫(あさむし)温泉です。温泉ももちろんあるし、青森市内からも車で20〜30分くらいで行けます。こじんまりした割烹料理の宿で、ネットで予約して8月にいく予定でしたが、なんと6月で誤って予約してしまっていて。迷惑をかけてしまったので、お代は誤った分もお支払いするつもりで、かつ菓子折り持って行きました。そうしたら、女将さんは、お代は今回の分だけで結構です。その代わりにここを気に入られたら是非また来てくださいと。その時の対応が本当に素晴らしくて。温泉や食事、風景などは旅の魅力ですが、こういう心温まることも素敵ですよね。他の人にもお薦めしたいと思いました。」

そんな人の暖かさは方言にも現れると語る。「印象に残るのはその土地柄が現れた方言です。みなさん暖かいですよね。京都は京都の暖かさがあり、北海道には北海道、東北など……私は鹿児島出身ですが、方言は楽しいです。」

最後に一番思い出に残る風景を伺った。「まだないですね。まだまだ日本を回りきれてないので、もっと見たいというか。旅行は常に“次がきっと一番になる”と思って楽しみにしています。」そんな旅での思い出を語る鎌田さんの活き活きとした表情と家族の話。大成建設株式会社が選んだ「旅する日本語2019」の「大童」という言葉から連想される話にもお子さまの話が口を衝く。聞くに、お子さまもバックパッカーで世界を旅したり、世界遺産に関する検定をとるなどされているとのこと。旅で深めた家族仲の良さと、脈々と受け継がれてる旅好きの血筋を感じることができた。

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